2019年6月 7日 (金)

「今日の朝刊より」

6月7日の西日本新聞朝刊第一面がこれ ↓

  引きこもり相談急増 川埼殺傷事件や元次官事件後、福岡県2倍3倍に

  加害者になることへの危機感、地域から危険な存在と思われるではと偏見を恐れる声も窓口で目立つ

 「本人にどう声を掛けたらよいのか」本人が50代のケースの場合、親が高齢(70代~80代)で対応が出来ない。

  本人からの相談も相次ぎ「自分も色眼鏡で見られているのではないか」との懸念も寄せられた。

「身を守る場所である自宅から無理に出されることは、本人にとって崖から突き落とされるような恐怖。

  家族だけで関わろうとせず、本人の反応を理解しながら働きかけてくれるような、信頼できる相談機関を選んでほしい」

と新聞は結んでいる・・・

内閣府は、自宅に半年以上閉じこもっている「ひきこもり」の40~64歳が全国で推計61万3千人いるとの調査結果を発表。

7割以上が男性で「ひきこもり」の期間は7年以上が半数を占めた。

15~39歳も合わせた「ひきこもり」の総数は全国で100万人・・・とあるが、実質はこの数倍だろう。

ひきこもったきっかけは上図を見ればわかるとおり

職場の人間関係がうまくいかない(鬱等の診断を受ける場合も)→退職またはクビ

→再就職が出来ない(またはする気が出ない)→家にこもるようになる

その他にも退職理由には会社側が多量に解雇したり、会社自体が倒産したり、と色々な理由の場合もあるだろう。

しかし、ひきこもった理由はひとつしかない。

親が甘えさせ、「ひきこもり」を容認したことだ。

部屋を与え、パソコンやスマホ代金、生活費までも支払ってやり、飯も三度三度の上げ膳据え膳で、何も干渉しない。

そんなゆるい環境から出られるわけがない。親が世の中から身を隠す場所を与え続けたのだ。

「世に中は、思うどおりにいかないこともある。あたりまえだ。なんとかして自分で飯を食え」と突っぱねずに

親も一緒になって「どうしたものか…」オロオロと困っているようではどうにもならない。

我が子である。相手は20歳を超えた大人なのだ。働かないもんが家でゲームなんかしていたら、けり出されて当たり前だ。

我が家にも3人の子供(大人)達がいるが、3人とも20歳で就職と同時に家から出した。というか、喜んで出て行った。

一度家を出たら、息子たちには「親に会いに来るのはいいが、うちには住ませないからな」と言い続けている。

おかげで3人とも「家には戻れない」のが大前提で生きているので、各々アパートを借りて働き続けている。

成人式を過ぎた大人が、家で親から学ぶことはもうない。

20代は社会に出て「なんとかして自分で乗り切る」ことを覚えるのが何より大事な経験だ。

なんとかして仕事を覚え、いろんな人に揉まれながら苦労をしてみること。

それを「苦労をさせたくない」と、親が近道を教えたり、肩代わりしてはいけない。

子供の人生の一番面白い所=「青春の一番青春らしい所」を親が勝手に奪ってはいけないのだ。

 

2019年4月15日 (月)

『フィリピン大人事情』

3月に生徒さん達25名とセブ島に行って来たのをきっかけに

今回は、セブ島を含む7109個もの島を持つ国「フィリピン」についての基礎知識編。

①フィリピンの人口は約1億人と日本とさほど変わらないが、人口は爆発的に増え続けているが、

これには宗教上の理由が大きく影響している。

16世紀にこの国を植民地支配したスペインは330年間に渡る統治時代中にフィリピン土着の宗教をカトリック教会に改宗させていった。

現在、国民の93%が真面目なキリスト教徒で生活と宗教が浸透している。

セブの街を行き来する間に町の看板やバイクタクシーの後ろにキリストの絵が描いてあるのを何度も目にした。

カトリックは、避妊や人工中絶がタブーなので、子だくさん(平均5~6人)が多いのだ。

おまけに離婚も禁止だから、結婚前に子供が出来た場合、男が逃げる場合が多いので、

結果シングルマザーが増え、親族みんなで子供を育てるという習慣が根付いている。

フィリピン政府は、過剰な人口増加を危惧してコンドームや避妊薬は無料を配布し、使用するように宣伝しているが、

上記の理由から人口が増え続けているわけだ。また、フィリピンはアジア太平洋地域で最もHIV感染者が多い国の一つで、

2010年には4,300人だった感染者が2016年には10,500人と増加しているので、旅行者も注意しましょう!

②日本外務省の公式ページでは、フィリピンは「レベル1=十分注意してください。危険を避けていただくため、特別な注意が必要です」

に分類されているが、2016年にデゥテルテ大統領が麻薬撲滅の大キャンペーンを行って取締りが強化したため、

この数年で治安は改善されつつあります。

フィリピンでは死刑制度がないので、捕まえる前に警官が麻薬の売人をその場で射殺するなど過激な行動に出た。

しかしそれが市民の支持を得ていて、麻薬組織壊滅に繋がっている。その為、中には自ら出頭する麻薬犯まで出る始末。

といっても日本と違って、スリ、置き引き、ホテル内での盗み、タクシー料金のぼったくり、売春トラブル等の犯罪は

まるで生活の一部のように街と同化しています。タクシーで揉めたくなければ「どこまででいくら」と交渉してから乗り込みましょう。

基本、メーター関係ないので、着いてからではもう遅い。ガンガンボッタ食ってきますので値段交渉を忘れずに。

特に単身での深夜の街中はご法度。囲まれて強盗されても命が助かればめっけもんです。

これはアジアの発展途上国では共通項で、実際にインドネシアでは海岸で知り合った現地の観光案内人と金額で揉めて、

ナイフ出されたことがあります。まずい時は、すぐにどこでもいいから近くのショッピングモールやホテルに逃げ込みましょう。

ガードマンがいるので、相手は中には入れません。

③主要産業は農林水産業で、近年まで、ココナッツ、バナナ、パイナップルなどの栽培、加工などを得意としてきました。

しかし、ここ数年の急速な経済の発展にともない、海外の会社を対象にしたアウトソーシング産業(コールセンター事業)が急成長!

フィリピンでは、アメリカの植民地支配時代の影響で英語が公用語なので、

多くのフィリピン人が英語が堪能だったというのが理由のようです。

フィリピンは、出稼ぎ労働者の送金に支えられていて、政府の発表によれば、海外で働くフィリピン人は現在1,000万人を超え、

フィリピンの全人口の一割(10人に1人以上)が海外就労「出稼ぎ」をしている。

その内訳は、海外での家事 労働「お手伝いさん」、看護・介護、観光産業「バー等の酒場のお姉さん達」に従事している国民で、

そんな海外就労者からの国内への送金額は、年間243億ドル(約3兆円)、フィリピンの国内生産(GDP)の10%に相当します。

(だから日本でもフィリピンパブが多い。)

富裕層と中間層をあわせて全世帯の10%程で、残りの90%の世帯が貧困層。

そのうち、一億円以上の資産を持つ富裕層のフィリピン人は、たった4万人しかいない。(日本の場合は272万人)

フィリピン人の成人人口は約6,000万人ですから、富豪はその0.06%。

しかし、これはタイ(0.06%)やインドネシア(0.07%)など、ASEAN諸国も同レベルの割合であり、

つまり、これが東南アジアの「普通」です。

旅行の感想と生徒さん達のハシャギぶりは次回リバカレ通信18号を見てね~!

 

2019年2月28日 (木)

「アメリカ、アメリカ」

今回紹介の映画は、1963年のアメリカ映画 「「アメリカ、アメリカ」。

63年だから、映画はすでにカラー化されていた時代に、

あえてモノクロフィルムを使っているわけだが、

このコントラストの強い画面が観る者をぐいぐい引き込んでいく。

@@@@@@


1896年のオスマン帝国(現在のトルコの基になる国家)時代、

ギリシャ人はトルコ人の支配を受け、虐げられていた。

スタヴロス青年は、親友から「自由の国アメリカ」の話を聞いて

なんとかして遠い国、約束の地アメリカに行こうと決意する。

トルコ兵とのいざこざで友人が殺される中、父からようやく、アメリカ行きを承諾され、

「まずはおまえがアメリカに渡り、働いて弟や妹、家族全員を渡米させるように」と一族の財産を託される。

ロバに財産を積み、まずは首都コンスタンティノープル(現・イスタンブール)を目指す、

ところが、旅の途中でトルコ商人に騙されて、無一文になってしまう。 

おお、初めからこのツキの無さ!

一文無しになったスタヴロスは船の荷担ぎの仕事をしながら

アメリカまでの船賃110リラを稼ごうとするが・・・

3か月間、飲まず食わず働いてもたったの7リラ!

しかも、その金も、娼婦に盗まれてしまう。

しかし、スタヴロスは、どんな手を使ってもアメリカに渡ろうと諦めない・・・


そしてついに、長い航海の後、ニューヨーク港が目の前に。

America_america


@@@@@@@

なんとこの映画は、小説家のエリア・カザンが、

沢山の移民一世から聞いた話を元に映画化したのだそうだ。

実際、サガンも、1909年にオスマン帝国 (現トルコ) のイスタンブールの、

ギリシャ人の両親の下に生まれて、4歳の時にアメリカへ移住している。

こんな思いで、血のにじむ苦労の上に、渡米して来た移民たちが

今のアメリカの基盤を作っている事がヒシヒシと伝わってくる。

最近も、南米の途上国ホンジュラスからアメリカまで4千kmを歩いて進む

移民たちの集団「キャラバン」数千人の姿をニュースで観たばかりだ。

12


日本でも、「ベトナム」「ネパール」「インド」からの働き手が増えている。

彼らは、苦労を覚悟し、「決意して」この国に来たのだ。

何としても一旗あげて、財産作って、家族をこの国に呼びたいのだ。

そこらのヤワな日本人とは「気合い」が違うのだ。

「アメリカ、アメリカ」は移民一世の情熱の物語。

主人公のギラついた目がいつまでも忘れられない。

1241_003

2018年12月20日 (木)

「ペニー・マーシャル逝く」

新聞の死亡欄で偶然見付けたのですが

トム・ハンクス主演の『ビッグ』(1988年)

ロバート・デニーロとロビン・ウィリアムズ主演の『レナードの朝』(1990年)など

数々の名作を世に送り出したペニー・マーシャル監督が

12月17日に75歳で亡くなりました。

Duuz7tuv4aauq9p_1

『ビッグ』では世界で初めて興行成績1億ドルを超えた女性監督となり、

『レナードの朝』では、女性監督で史上2度目のアカデミー作品賞にノミネート

という快挙を成し遂げた人だった。

@@@@@@

80年代~90年代の青春時代の休日をほとんど映画館で送った私は

この両作品をそれぞれ、26歳と28歳で中洲の映画館の暗闇で観ていた。


突然大人になってしまった少年の恋と友情を描く『ビック』。

早く大人になりたいという夢がかなった少年

しかし、彼が見た大人の世界は、実につまらないものだった。

少年は背伸びする事をやめ、友人とゆっくりと等身大で生きていく事を選択する。

Cqygdewucaa5s5m


30年間眠り続けていた難病患者が特効薬で目ざめ、

その無くした青春の時間を取り戻そうとする患者とそれを応援する医師との友情。

まるでビッグの実話版のような『レナードの朝』。

この監督の作品に共通するものは「人生の奇跡と葛藤」。

20171203080309

この頃のペニー・マーシャル監督の映画は、

ジャンルとして分けるならば、コメディー作品というより、

ユーモアの利いた人間ドラマと言うべきだろう。

アメリカの良心、ジョン・ヒューズ監督の後継者の一人だ。

彼女の作品は、真っ直ぐなもの、無垢なものに対する

温かい視線を感じるものばかりだった。

そして、人生に大事なことを教えてくれる。

観客である私は

スクリーンに映し出される「人生に奇跡が起きる瞬間」を観て

すべてに納得できないくても、完璧じゃなくても、友がいれば

生きていくことは「なかなかいいものかもしれない」と思えるのだ。

そして、人生は奇跡の連続だとこの監督は教えてくれる。


それ以降は映画館に通わなくなっていったので

観ていない作品がまだいくつかある。

『勇気あるもの』 Renaissance Man (1994)

『天使の贈りもの』 The Preacher's Wife (1996)

『サンキュー、ボーイズ』 Riding in Cars with Boys (2001)

ペニー・マーシャル監督追悼として、

クリスマスにでも楽しんで観ようと思う。

Big_2


2018年10月 5日 (金)

「権威を疑え!」

たまには、真面目なブログも必要だ。

というわけで、今回は、これ!

「本庶佑氏、ノーベル医学・生理学賞受賞おめでとう!」

新聞やニュースては何が受賞に値したのか

解りにくかったので、概要をまとめてみました。


ガンにより死亡者は、世界で年間900万人(日本では3人に1人)に達している。

まさに人類の天敵と言える病気だ。


これに対しての治療法はこの3つだった↓

①外科(手術)療法、②放射線療法、③薬物療法(抗ガン剤)

しかし、どの治療法も、患者への体力的な負担が大きく、

さらに再発・転移を繰り返すガン細胞には太刀打ちが難しい・・・


本来人間は、体に侵入した細菌やウイルス、

そして、ガン細胞等を攻撃する力「免疫」という防御方法を持っている。

体内では毎日ガン細胞が発生しているのだが

通常は「免疫」によって排除され、ガンを増殖させずに済んでいる。

しかし、ガン細胞側も 免疫に対してブレーキをかけ、

攻撃を抑え込もうと反抗する為、免疫が落ちると、ガン細胞が増殖してしまう。 


Meneki

そこで、京都大学の本庶博士チームは、

そのブレーキを解除し、攻撃細胞を活性化させることが

新たなガンの治療法になると考え、

民間の製薬会社とともに免疫治療薬「オプジーボ」を開発した。 

従来の③抗がん剤は、言わば『毒をもって毒を制す』 薬である為

正常細胞まで傷つけてしまい、吐き気がしたり、髪の毛が抜けたり、

体力が極端に落ちてしまう事が患者にとって辛い点だった。 

しかし、新しい免疫治療薬は、そうした副作用が無いため、

体力的な負担が少なく、再発・移転が起こりにくいのが画期的なのだ。

現在は、世界中で皮膚ガン・肺ガン・胃ガン・腎臓ガン等7種のガン治療に対して

使用されるようになって来た。(患者の3割程に効く)

この功績が、ようやく広く認められてノーベル生理学・医学賞受賞に至った。

しかし、この薬は、まだまだ価格設定が高いので、

赤字である保険料の財政を圧迫する事になるのが問題としてあげられる。

@@@@@

Img_9e3730eb0dbb3c3449a36b38281c225


今回、受賞直後の本庶氏のインタビューを観て

さすが、いいこと言ってあるな~と感心しましたので、

その一部を抜粋させていただきます。

@@@@@@

開口一番がこれ・・・

患者さんからの感謝の言葉や手紙を励みとして来た。

様々な応援をして下さった方々に心から感謝する」

共同研究者や大学の学生、企業関係者、周囲への感謝を忘れない。


次がこれ、

「一言で言うと、私は非常に幸運な人間で・・・」

運がいい人の特徴ですね。

私の力ではない、沢山の素晴らしい人達から

幸運を頂いたという考え方だ。

信条を聞かれて↓

「何に対しても、そのまま信じないで『本当はどうなんだ』と疑う視点が大事。

マスコミで取り上げられるネイチャー誌、サイエンス誌(権威とされる科学雑誌)

の論文に書いてある事は9割は嘘なので信じずに

自分の頭で考えて納得できるまで研究をする。」

しびれますね~。ここまで、ハッキリ言う人も珍しい。


未来を担う子供たちに対して↓

「知りたい」「不思議だな」という好奇心を大切にし、

教科書をそのまま信じないで、本当はどうなんだろうと思う事、そして

自分の目で見届けるまで 諦めない事が大事だ」


人間的にも、スカッとした品のいいおじ様でした。

※ちなみに賞金1億1500万円は米テキサス大の

 ジェームズ・アリソン教授と2等分だそうだ。


2018年9月11日 (火)

『ファースト・グライド』

9月某日、某所。

髭のおじさんにまんまと乗せられた寅おじさんは

気が付くと、海岸に建つ「カオイ・ウインドサーフィングクラブ」の前に立っていた。

Dsc_0236

おお!なんと雄大な海原!

これからおっさん二人は

この小さなボードと己だけの世界へ。

目指すは、マウイ、パナマ、モルジブ、ギリシャの島々でのライドオン・・・


Dsc_0230

どうだい、ワイルドな雰囲気だろ。

海風が俺達を呼んでいるぜ!

あとは風まかせ、波まかせ、運まかせ!

男は、しょせん体ひとつさ。あははは

(エエと、溺れないように救命具をしっかり装着してと・・・)

Dsc_0235

さっそく、レッスン開始!

カナダ人のお兄さんと3人で受ける事となった。

まずは、砂浜で準備体操、基本練習をして、

いよいよ、海に入りま~す!

Dsc_0661

まずはボードに立ってセイルを上げてと・・・あれれ、バランスが・・・

笑うひげ親父とカナダ青年。

バァロー、こちとら、陸サーファーではちっとは名の知れた兄さんでい!

若い頃は二日市あたりをブイブイ言わせてたんだぞ!

カナダ人やひげ親父に舐められてたまるかい!

Dsc_0670

「どうだい、さまになってみえるだろ!」 この直後、転倒して頭までズブ濡れさ!


まあ、詳しいサーフィンのテクニックは、またこの次の更新でおいおい解説しましょう。

(実はまだな~にも解っていない)

さて、ここでクエスチョン!

Q.「社長と学長、どちらが最後まで続いて、ウィンドサーフィンをマスターするでしょう?」


A. やっぱり、根性と努力の男、社長でしょう。(ただし、気が短い)

B. いやいや、意外とハマレば強いマニアックな学長でしょう。(めったにハマらない)

C. どちらも続かない。


各校のみなさんの予想をお知らせください。

途中経過は、このブログで引き続き報告します。

(ブログにサーフィンネタの続きが更新されない場合は、大人の事情として察してね。)


Dsc_0237_2

Dsc_0238

隣はおしゃれなパン屋です。

次回行ったら食べようっと。

Dsc_0239

お子ちゃま用レンタル自転車もやってます。

かわいいですね。

2018年7月27日 (金)

「ラビットアイを発見!」

毎朝、懸垂をするためだけに近くの公園に通っている。

今朝も、早くからギラギラと太陽は輝いており、

いつもどおりにウンテイで懸垂を始めたのだが、

途中で、となりの大きな木がふと気になった。

なにか実が生っている・・・ん?

Dsc_0151_1

なんか、ブルーベリーっぽくみえるけど・・・まさかね。

こんなでかい木のはずはないよね。

でも、ブルーベリーに見える・・・

こんな住宅街の真ん中の公園にブルーベリーがあるわけないよね・・・

しかし、この紫色は・・・ねえ?


Dsc_0148_1

このまま眺めていてもらちがあかない。

食ってみたら分かるかも・・・

違ったら、腹こわすよな。

食べてみよ・・・・・・おお!甘酸っぱい。

こりゃ、間違いない、ブルーベリーじゃないか!

Dsc_0153_1

持ち帰って調べたら

「ラビットアイ」という品種の列記としたブルーベリーだぞ!

「ラビットアイ系は暑さに強く、実が青くなる前にウサギの目のように赤くなる特徴」

なるほど、赤くなるから兎の眼なんだね。

「原産はアメリカ大陸の北東部から南部フロリダ州、

広範な地域に自生している野生種が改良されたもの」だそうだ。

いや~、おどろいた。自然になっているもんだね。

こんな辺ぴな公園にブルーベリーがこんなにたくさん生っているなんて誰も思うまい!

誰も採っていないようだし、気付いてさえいないようだ。

私も、3年以上ここに毎朝通っていたのに、気付かなかったのだから。

おお~タダで天然ものを食べ放題だあ~!

鳥が食べる前に、今のうちに食べてしまおう。

@@@@@@


Dsc_0154_1

翌日、5分くらいで、こんなに取れたぞ!

今日から毎日、アントシアニンもビタミンCも取り放題!


【おまけ】

昨日の素敵な夕日をプレゼント。

Dsc_0120_1


2018年7月 6日 (金)

「名古屋メシ散策」

どうのこうのと7年以上通って来た名古屋ですが

その食文化は、あいかわらず複雑怪奇。

以前、このブログでも、名古屋人の朝食に欠かせない「あんトースト」や

グツグツと沸く、茶色の「八丁味噌おでん」などを紹介して来ましたが、

今回は、名古屋校の生徒会長さん達と夕飯を食べに

以前から気になっていたあやしいトルコ料理店へ・・・

学長の「突撃!トルコの晩ごはん」だ~


まず、店頭で客引きする陽気なトルコ人兄ちゃんがすでに怪しいのだ・・・

本陣駅前の「Turkish Taste」(ターキッシュテイスト)

Access_photo02


こじんまりとした佇まいだが、シンプルでとても清潔なお店。

白髪のダンディーな店長をはじめ、陽気なトルコ男性3人が下手な日本語で歓迎してくれます。


トルコ料理は、世界三大料理のひとつだそうですが・・・

もちろん、食通な私は、ケバブランチを頼みました~

つうか、基本的にこの店、ケバブチキンとビーフしかありまっしぇん!

Dsc_0123_1

チキン&ビーフ定食です。結構な量で、お腹いっぱい。

味は最高、これで900円はお得ですな。


デザートには、定番のトルコアイスを。

店長が、トルコアイスを渡す時、わざとひっくり返して「おわっ~」と全員驚くが、

この、デモンストレーション毎回やってるんだろ、おやじさん!

Dscpdc_0001_burst20180630174651597_

どうよ?この幸せそうな顔! いい表情してるよね~

私は初めてトルコアイスなるものを食べましたが、

その柔らかさと伸び~る食感に感動っす!

Dscpdc_0001_burst20180630174656114_

女性陣は皆、間違いない満足顔。

さて、旨い料理を食べながら、冷たいビールでも飲もうかねと思うのですが・・・

おや?ん? この店にはビールなどの酒類が見当たりません。

「ビールないの?」と聞いてみると

宗教上の「神から示されたルール(戒律)で禁止されている」のだそうで、店でも扱わない徹底ぶり。

いかにも酒飲みに見える3人のトルコのおっちゃん達なんですけどね~

41gpmam3gl

お店に張ってあるこのマークは、

「この店の食材は、ハラルマークの付いたもの(検査に通ったもの)を使用しておりますので、

イスラム教徒の方も安心してご利用ください」という意味らしいのです。

その検査の範囲は、野菜、果物、穀物、動物性食品、卵や乳製品(牛乳、ヨーグルト、バター)と幅広く、

その他、豚肉は戒律上食べられませんが、牛・鶏・羊などのポピュラーな肉は食べられます。

(ただし、イスラム法で決められた方法にのっとって処理されたモノに限ります)

彼らは、煙草も酒やりません。

この厳格さは、日本人にとっては新鮮な驚きですね。 

イスラム教のお勉強にもなったし、

明るいおっちゃんたちに会いにまた行きたくなるお店でした。


~最後におまけ~

ホテルの隣の居酒屋のメニュー看板に

こんなかわいいおにぎりの写真が・・・こりゃ、可愛過ぎて、カジレないな~

Dsc_0133_1

「はち丸?」 知らね~な~

ああ、これだね!

T02200342_0620096510807904178

なんか、見たことあると思ったら・・・和樹君に似てんな~

恐るべし、名古屋めし。


2018年6月16日 (土)

「あなたの知らない蝶の世界」

前回のカラオケの写真があまりに気持ち悪いと不評だったので、

その反省といたしまして、今回は自然の美しい世界をご堪能ください。


晴れた日は朝、公園の鉄棒で懸垂をするのですが、

ふと見ると、目の前に三匹のアゲハが舞っていました。

慌ててスマホを探し、撮影開始。

Dsc_0086_1_2


んーなんとか、撮れました。

この公園でよく見かける「アベリア」という花に蝶が集まってくるようです。

正式名称は、ツクバネウツギ「衝羽根空木」と書きます。

この花の5枚の萼がプロペラのように広がって

羽根のように見える事からこの名がついたのだそうです。

(帰って来てからネットで調べました)


そこにもう一種の蝶が飛んできました。

Dsc_0107_1

こいつも子供の頃からおなじみの蝶なのですが

あらためて観ると、名前がわからない?

調べてみると・・・

ツマグロヒョウモン「褄黒豹紋」っていうんですね。

そのまんまの名前ですね。きれいです。

表が派手なので、こちらばかり撮ろうと苦労していましたが

留った姿の裏側が美しい事に気が付きました・・・

Dsc_0097_3


この距離でも逃げません。

約5cmの距離

スマホにくっつきそうです。

蜜を吸うのに夢中なのでしょうか。

蝶にとっては今が最高の季節なんですね。

蝶を追いかけて撮影しているうちに

夢中で虫ばかり追いかけていた小学生の頃を思い出しました。

私は、アゲハの中では、小柄だけれど模様の水色が映える

「アオスジアゲハ」が一番好きです。

渓流釣りに行くと、川のほとりでこの蝶が数匹かたまって

水を飲んでいたりします。

そりゃあもう幻想的な雰囲気で言葉も出ません。


夏らしい日差しになってきました。

これから、私にとってもTシャツと短パンのいい季節です。


2018年5月23日 (水)

『GO! GO! 名古屋探検隊!』

今回、わたくしは、

名古屋の暗部、そのディープゾーンに潜入捜査を行って参りました。

市内、某カラオケ屋に出没する異様な集団の実態に迫ります。

@@@@@

まず、はじめに私を迎えてくれたのが・・・

Dsc_0045

今日も陽気なサザエさん♪!

「はい、というわけで」と司会を担当!

いや~これはこれは~、無駄にクオリティーが高い!

Dsc_0041_2

このショットは、「買い物しようと街まで、出かけたが、財布を忘れて~♪」というところです。

水泳で鍛えられたふくらはぎの筋肉に注目!

ちなみに、このサザエさん、GLAY の 「Winter, again」がお気に入りなようで

真剣な顔で唄えば唄うほど、笑かされた。


まだまだこんなものは序の口。

次に現れたのは・・・

Dsc_0056


「セーラー服部長」

このなりで、EXILE の 「Ti Amo」 を目をつぶって熱唱しておりました!

これはキツイ!ファンが泣く!

歌っている途中に女性の店員が飲み物を持って入ってきたのだが

目を合わさないようにジュースを置いて、無表情のまま、逃げるように出ていった。


いよいよ、今回の最終兵器

「エロカッパ課長」の登場だ~!

Dsc_0057


はじめは照れがあり、トイレに行くのが恥ずかしいと、

廊下の左右を確認して走ってトイレにいっておりましたが

次第に大胆になっていき・・・

歌っている仲間にサービスでスカートをたくしあげ、誘惑をはじめるような始末。

Dsc_0058

趣味がこうじて、社会生活に悪影響を及ぼすタイプですな。

みなさん、こうならないよう気をつけましょう。

@@@@@

全員が女装のこの空間にいると、

一人だけ普通の格好の私の方がなぜか恥ずかしくなってきた。

同調圧力というのは恐ろしいモノですな。

以上、名古屋校「変態クラブレポート」でした。


«「MR.NOBODY」